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Death Note アニメ感想。 コミックス2部(page.67以降)の感想と予想(というか、思いつき?)もアリ。

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DEATH NOTE the Last name 感想

エンドロールを見ながら、体にポッカリと穴が開いたような寂しい気分に襲われました。
アニメは放映中ですが、今のところオリジナルの展開はなさそうですし・・・。
デスノートは既に終わってしまった物語なのだなぁ・・・。

◆全体的な感想(ネタバレなし)
前編公開時に前情報を仕入れすぎた反省から、今回は番宣も公式ページもまったく覗かずに見てきました(さすがにCMは見た)。

まず言えるのは、戸田恵梨香・片瀬那奈・満島ひかりファンにはお勧め!ということです(笑)。
CMでもお馴染みの戸田ミサの拘束着姿は公式ページによれば「痛々しいが美しい」とスタッフに評されたそうですが、確かに綺麗。
片瀬那奈もいろいろ突っ込みたくなるような格好をたくさん見せてくれますが、その美脚のおかげですべて許せます。
満島ひかりちゃんもキュート。
彼女達は目の保養という以外に、それぞれがちゃんと見せ場を持っていて、そこで体当たりの演技を見せてくれます。
彼女達を丁寧に撮っているおかげで、物語に厚みが出ました。

男優陣も頑張っています。
前編では「そこまで悪なのか・・・」という驚きを最後にもっていくために、悪人っぽい演技は封印していた感がありましたが、今回の藤原月は実に憎憎しい(あ、爽やかなとこもあります)。
松ケンLも前回以上にノリノリの演技。
顔色が悪くまるで死んでいるような風貌なのに、映画の中では一番生き生きとしてます。
月VSLの直接対決は、そんな二人の演技のおかげで雰囲気的にはドキドキハラハラ感が再現されていました。

ですが頭脳対決という面から見ると、少々物足りない。
L側の推理の根拠が薄弱な点が目立ちます。
それでも複雑なトリックを大筋だけでも理解できるように、うまくまとめてあったと思います。
ただ最後のどんでん返しの要となるルールをトリックを仕掛ける登場人物がどうやって知ったのかがハッキリと描かれていなかったので、私は少しだまされたような気分になってしまいました。
そこらへんがさりげなく描かれた上であの場面を見せられたら、パズルのピースが一気にはまっていくような爽快感が味わえたかも。

月の独りよがりな理想に対して映画はどんな反論を用意しているのだろうと思っていたのですが、「法律には血が通っていない」という見解に対する「正しくあろうとした人間の努力の積み重ねが法律だ」という答えには深く頷かされるものがありました。

原作でも月の正義に対して月を追う側の正義とは何かが語られる場面があります。
「自分が正しいと思うことを信じ正義とする」
これは普段自分が感じていたことでもあるのですが、根っこは月と同じ。
独りよがりな理屈な気がしていたので、映画のこの言葉は目から鱗でした。
正義というのは何も行動しないで得られるものではない。
一人一人が正しくあろうと、努力していくしかないんですね。

原作のドライな展開が好きな人や緻密な頭脳戦を期待している方向けではありません。
でも、原作の雰囲気を楽しみたい人・原作ではほとんど描かれていなかった人間ドラマを見てみたい人にはお勧めな映画です。

◆お勧め感想
わかりやすさとストーリー
 原作未読者にしかできないレビュー。
 デスノートがLの成長物語だったとは・・・!

映画生活内のりんぼさんの感想
 ウンウンと頷きながら読みました。

映画瓦版
 こちらはミサのラブストーリーという解釈。
 見る人の数だけ解釈が違っていて面白いです。


以下はネタバレ。
しかもシーンごとに感想を書いているので、無駄に長いです。
よろしかったらどうぞ。





今回のストーリーを理解するのに必要なルールは次のとおり。
原作から抜粋したものなので、映画の冒頭で紹介されていたルールとは細かい点で異なるかもしれませんが、ご容赦を
  • デスノートの所有権を失った人間は自分がデスノートを使用した事等の記憶が一切なくなる。しかし、ノートを持ってから失うまでの全ての記憶を喪失するのではなく、自分のしてきた行動はデスノートの所有者であった事が絡まない形で残る。
  • 所有権をなくしたノートの所有権を再び得れば、そのノートに関する記憶が戻る。万が一、他にもかかわったノートがあれば、かかわった全てのノートに関する記憶が戻る。
    また、所有権を得なくとも、ノートに触れていれば、触れている間のみ記憶は戻る。
  • 死神は特定の人間に好意を持ち、その任の寿命を延ばす為にデスノートを使い、人間を殺すと死ぬ。
  • デスノートで操れる死の時間は人間界単位で23日間以内である。
  • 二冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれた場合、記してある死亡時刻には関係なく、一番先に書かれたものが優先される。

◆ミサ、ノートを手に入れる
ミサがADに襲われる場面が前編からのつなぎで使われていました。
この間TVで見たときも思ったのですが、ADの演技なんとかならなかったんでしょうか・・・
レムは実はメスの死神ですが、池畑慎之介の声は性別不明な感じでピッタリ。

◆OP
Dani Californiaにあわせて、ノートのルールを紹介。
個人的には曲をじっくり聞かせてほしかったので、月がルールを読み上げるせいで音楽のボリュームがガクンと下がったのにはガッカリ。

◆秋野詩織の葬式
いきなりドーンと現れる詩織の遺影に、予期せぬ笑いがこみ上げました。
もっとシンミリさせてくれ・・・。
南空ナオミがカンペキ悪の権化のような取り扱い方をされてました。
月と詩織との三角関係のもつれが原因で詩織を撃ったとか。
浮かばれねぇ。

◆月とL、初対決
月とLの顔合わせ後、初対決はチェス。
テンポ良く進む会話とチェスの勝負。
チェスが二人の水面下の闘いを象徴していてよかったです。
月にチェックメイトされた瞬間の、Lの落胆振りが可笑しい。

◆第二のキラ、現る
高田清美はさくらTVのアナウンサーとして登場。
今までキラ事件を中心になって取材していたにもかかわらず、第二のキラからビデオテープが送られてきたときに、まったく表に出させてもらえず、不満を募らせている・・・という役どころ。
原作の月の同級生というポジションが大幅に変更されていて、どんな活躍をしてくれるのだろうと期待を持ちました。

さくらTVまつりのシーンは、粧裕が大活躍。
総一郎はあえてスルーさせてください(笑)
ここで粧裕が登場?と初めは疑問を持ったのですが、「人殺し!」の演技でそれも氷解。
満島ひかりちゃん、頑張ってます。
ミサのしていることが如何に残酷な行為かということが、ここで強調されます。
ただ、この場面、粧裕の生死の行方をドキドキハラハラしながら見守りたいと思ってたのに、あまり緊迫感なかったなぁ。

満島ひかりの演技以外で印象に残ったのは、粧裕や警官たちの画を撮り続けるカメラマンの姿。
人の命を犠牲にする可能性があってもなお、視聴率を出すために警官の姿を追い続けようとするその姿は、醜悪としか言い様がありませんでした。

あとどうでもいいことですが、この場面であの人が模木さんだったんだと初めて知りました(汗)

◆ミサ、夜神家を訪れ、月に会う
ここでの主役は戸田恵梨香。
でも原作では省略されていたミサの過去について時間が割かれていて、ミサの「あなたが私のすべてなの」の台詞に説得力が出ました。

◆L、大学で月とミサに会う
ふざけてるのだか本気だかわからないキラ対策のひょっとこの面、「CD、聞いてます」のものすごい笑顔・・・と松ケンLの魅力が満載。
残念なのは、ミサを容疑者として考えるようになった根拠が弱くて、Lが直感に頼って推理しているようにしか見えないことでしょうか。

◆ミサ、捜査本部に監禁され、ノートの所有権放棄
監禁シーンはまたしても戸田恵梨香の見せ場。
体当たりの演技をみせてくれます。

月はレムの話を聞いて邪魔者を消すアイディアが浮かんだのでしょう。
それまでの態度が嘘のように強気になるのですが、それが鳥肌立つほど嫌な感じでした。

ジェラスが壊れたロボットみたいで可愛い。

◆月、ノートを隠し、自ら監禁される
どうも月の持っていた六法は総一郎が誕生日プレゼントとしてあげたもののようです。
普通だったら誕生日に六法をもらっても嬉しくないけど、天才・月は違うんだろうな。

原作の総一郎は月の監禁によって、肉体的・精神的にかなりヨレヨレになっていましたが、鹿賀総一郎はやつれた様子もなく、スーツ姿がビシっと決まっていて、全く乱れが見えません。
強い精神力の持ち主ということなのかもしれませんが、冷たいようにも感じてしまいました。

◆高田、キラの代わりに裁きを開始
レムがノートを渡す人物が高田だったとは。
レムとお話するシーンでは脚を無駄に披露してくれます。
が、美しいので許す<何様
デスノートを持って自信を得た高田は、疎ましく思っていた先輩アナウンサーを殺してしまいます。
月のノートを使う理由が「理想の世の中を作る」という、凡人では考え付かないような動機であるのに対し、高田のノートを使う理由は身近で生々しく感じました。

◆月、監禁を解かれ、捜査本部に協力
デスノートの所有権を放棄して記憶を失った月はミサと一緒にいるんだ。
優しい。
そして、今までの悪人ぶりが嘘のように爽やか。

自信喪失していたLがいきなりシャキーンとするのが可笑しい。
でも、さくらTVで数多く報道されていたからといって、キャスターが容疑者になるというのは、いくらなんでも強引すぎないか・・・?

◆高田、月とLの罠に嵌り、月に殺される
松田がいかにも松田っぽく活躍していて嬉しい。
高田は原作でいうと火口の役を担っていたわけですね。
人を殺すことにどんどん抵抗感をなくしていく高田の変化が悲しい。

月はノートに触っているうちに、高田を殺して所有権を得なければならなかったのですが、結構堂々と書いてました。
それじゃバレバレだよ。

高田が結構もがき苦しみながら死んでいく(片瀬さん、熱演!)のですが、ミニスカートなので「パンツが見えるー」と変なところにドキドキ(笑)。

◆ミサを救うため、レムがワタリとLを殺す
予告見ていたときから覚悟していたので、Lが倒れたときにはあまり動じませんでした。
正義の味方総一郎あたりにLが何か託しているのだろうと思っていたし。
カメラアングルが原作を彷彿とさせて、それが嬉しかったですね。

レムがちゃんと自分が死んだ後のノートの始末について考えていて、なるほどと思いました。

◆月、総一郎の名前をノートに書く
ここらへんから「もしかしてノートがすり替えてあるのでは・・・?」と思いながら見ていました。
それにしても、総一郎の名前を書くなんて・・・。
落ちるところまで落ちたなという感じ。

◆Lは生きていたが・・・
Lの姿を見たとき、驚きよりも不信感のほうが先にたちました。
ご都合主義的展開じゃないだろうな・・・と。
どれだけ疑い深いんだって感じですが、言い訳させてください(笑)。
だって、伏線が全くなかったじゃないですか。

Lの仕掛けたトリックは、予め23日後に死ぬように自分の名前をデスノートに書き込み、あとから名前を書かれても死なないようした、というものです。
つまり、レムはワタリとLの名前をデスノートに書いたけれども、Lの死の状況は既に決定済みで、レムがデスノートにLの名前を書いても効力はなかったということです。

このトリックはノートのルールを知らなければ仕掛けることができません。
ノートの裏表紙に書いてあったのかもしれませんが、それならそうとハッキリ提示してほしかったです。

でも、見ているときはそこまで考えることはできませんでした。
Lが自分の命を賭してまでキラ事件を解決しようとしたことに衝撃を受け、不信感が吹き飛んでしまったんです。

これも後から考えたことですが、この衝撃は原作を読んでいたからこそのもののような気がします。
原作読者なら、Lが自分の命を犠牲にするなど決してないことを知っているからです。
逆に言えば、原作を読んでいない人にとっては衝撃具合は少ないのでは。

◆月の最後
リュークに殺される場面はほぼ原作どおり。
まさかこれを実写版で見れると思っていなかったので、嬉しい驚き。
松田の銃の腕前も存分に発揮されてました。
総一郎の腕の中で「父さん、わかってくれよ・・・」と言って息絶える月が哀れ。
そして、そんな息子を看取らなければならなかった総一郎はもっと哀れでした。
親より先に子供が死ぬだけでも親不孝なのに、自分の息子が連続殺人犯だとわかったらその衝撃はいかほどのものなのか。
なんともやり切れません。

◆Lの最後
月を倒すために自分自身の命を犠牲にしたL。
原作Lの死と映画版Lの死、2回もLの死を見なければならなかったのが精神的につらかった。
というか、原作版Lより人間味があったおかげで映画版Lの死は原作を読んだときよりショックが大きかった。
「私は親を持ったことがありません。ですが、夜神さん、あなたは立派な父親だったと思います」
死ぬ直前の総一郎に対するこの言葉は思いやりにあふれていて、チョットうるうる。

◆一年後
連載では明らかにされなかった夜神家とミサのその後。
きっちり描いてくれて嬉しい。
粧裕には月はキラの犠牲になったと言わざるを得ない総一郎の苦しみを思うと言葉もありません。
原作ではミサは月の後を追って自殺したことになってましたが、何かが足りないという思いを抱えてはいるものの、映画版ミサは何とか生き延びているようです。
普通に幸せになってもらいたいですね。

最後にリュークが登場しますが、原作には「死神は無闇に人間界にいてはならない」という掟があります。
もしかすると、新たなデスノートの持ち主を物色しにきたのでしょうか・・・。
でも、ミサや総一郎の喪失感の余韻をもうちょっとしんみりと味わいたかったので、影を写すぐらいにしたらよかったんじゃないかと思いました。


あー、やっと終わった!
最後は結構いい加減に書いてしまいました。
記憶違いがあるかもしれませんが、「間違っていたら『ごめんなさい』でいいんです」(byニア)ということで。
ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!
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テーマ:DEATH NOTE - ジャンル:アニメ・コミック

コメント

ありがとうございます

こんにちは。「わかりやすさとストーリー」のたかと申します。TBありがとうございます。さらに「お勧め感想」に紹介いただき感謝です。原作は頭脳対決がスゴイ!らしいので、ぜひ読みたくなりました。またよろしくです☆

  • 2006/11/16(木) 23:42:43 |
  • URL |
  • たか #-
  • [ 編集]

はじめまして♪

こちらこそよろしくです。
>原作は頭脳対決がスゴイ!らしいので、ぜひ読みたくなりました。
私は原作についてのたかさんの感想を是非とも読んでみたいです(^^)
寝不足になること間違いなしですので、お時間のあるときにどうぞ(笑)
それでは、コメントありがとうございました!

  • 2006/11/17(金) 20:08:05 |
  • URL |
  • 本永 #P5gM/qUw
  • [ 編集]

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デスノート『DEATHNOTE -the last name-』観てきました。

デスノート観てきました(*´▽`)こんなテンプレ作っておいて、実は俺まだ観てなかったんです↓↓今年観た実写の邦画の中では、ダンチで面白かったぜぃ!!とりあえず松山ケンイチたんハァハァ(´Д`; )死神ノート

  • 2006/11/15(水) 00:37:05 |
  • らくあきありす

映画「DEATH NOTE デスノート the Last name」

●Lの成長と、父子の愛と、究極の愛・自己犠牲の物語●コンソメ味のポテトチップには意味が2つある。重要なのは2つめの意味。ヒントは甘~いお菓子にアリ。変化したLの目的とは? 原作はいいのだろう。だが監督は単に「萌え」なシーンが撮りたかっただけと思われてもいた

  • 2006/11/16(木) 23:39:24 |
  • わかりやすさとストーリー

「デスノート the Last name」見てきました

  もう少し空いてから見に行こうかと思っていたのですが、犬を散歩していたら小学生が「デスノートのあの砂になっちゃう死に神の子供名前なんだっけ?」って話をしていて、えっ?リュークやもう1人の死神の他に、子供の死神もいるの?えっ?!?!って思って、デスノート

  • 2006/11/16(木) 23:58:15 |
  • よしなしごと

DEATH NOTE(デスノート) the Last name

今日見てきました、「DEATH NOTE(デスノート) the Last name」ネタバレありますんで、まだ見ていない...

  • 2006/11/25(土) 07:23:22 |
  • 元同人女の戯言日記

DEAT NOTE the Last name 06年228本目

DEAT NOTE デスノート the Last name2006年   金子修介 監督   藤原竜也 、松山ケンイチ 、戸田恵梨香 、片瀬那奈 、マギー 、上原さくら 、藤村俊二 、鹿賀丈史 、中村獅童 、池畑慎之介日テレの陰謀に、まんまと乗せられてしまいました、、、オープ....

  • 2006/11/28(火) 19:08:31 |
  • 猫姫じゃ

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